{{{ #!trachtml
MLなどのメールを保管し、Tracにて表示・検索するためのプラグインです。
プロジェクトですでに使用しているMLがあり、その内容をTracで一元管理したい場合にお使いください。
([http://trac-hacks.org/wiki/EmailtoTracScript EmailtoTracScript] の様に、メールをチケットに投入する機能はありません。)
Tracの強力なリンク機能を利用できます。たとえば、Wikiで特定のメールを示すリンクを作成したり、メールの本文に書かれたチケットの番号をリンクにしてしまうことが可能です。また、検索やタイムラインといったTracの基本機能にも対応しています。
[[VisitCounter(TracDoc/MailArchivePlugin)]]
zipを解凍してください。
解凍して出来たフォルダ配下のsrcディレクトリに移動してください。
以下のコマンドを実行して下さい:
$ python setup.py bdist_egg
distフォルダが作成されます。
その中にある*.eggファイルを、TracEnvのplugins ディレクトリにコピーしてください。
$ trac-admin [TracEnvのディレクトリ] upgrade
[componets]ここまでで、MailArchivePluginのインストールは終了です。メインメニューに「メール倉庫」というメニューが追加されていると思います。
mailarchiveplugin.* = enabled
MailArchivePluginでメールを表示・検索するには、まずメールデータをTracに取込む(=インポートする)必要があります。
注意:
- メールのデータはTracEnvのデータベースに保存します。ディスク使用量に注意してください。大抵はメールのほうがTracに蓄積されたデータよりも大きいので。。
- メー ルの添付ファイルはTracのAttachmentとして保存します。Trac.iniに記載されたサイズより大きな添付ファイルは取り込み出来ません。 Trac.iniの[attachment]のmax_size(デフォルトは262,144Byte)を大きくしたほうがよいでしょう。
- HTML形式のメールは取り込み出来ません。
マ ルイチなどの記号文字は取り込み出来ない可能性が高いです。これは日本でのメールの標準的な文字コードがJISであるところか らくる仕様です。(どうしても取り込みたければ、コーデックを開発してTrac.iniの[mailarchive]のcodecaliasに設定してく ださい。)→[52]以降は、trac.iniのcodecaliasesにnkfを指定することで、マルイチなども取込み可能です。(#13参照)- メールデータのユニークキーはMessage-IDです。すでにDBに同じMessage-IDのメールがDBに存在する場合は、新しく取込んだメールで上書きします。
codecaliases | 読み込み時のコーデック変換エイリアスをしています。変換しない場合は不要です。 以下の書式で記載してください。
変換プログラムは、標準入力から入力を受け取り、標準出力に結果をutf-8で出力する必要があります。 (#13参照) |
pop3_server | pop3サーバのアドレスを指定します。pop3受信しない場合は不要です。 |
pop3_user | pop3サーバへ接続するためのアカウントを指定します。pop3受信しない場合は不要です。 |
pop3_password | pop3サーバへ接続するためのパスワードを指定します。 |
pop3_delete | pop3サーバのメールを削除するかどうかを指定します。(デフォルト:none) pop3受信しない場合は不要です。
|
なお、日本では、codecaliasesにiso-2022-jp:iso-2022-jp-2004 を指定するのがお勧めです。
$ python mailarchive-admin.py [TracEnvのディレクトリ] import [ML名] [インポートするファイルのパス]例:
$ python mailarchive-admin.py /var/trac/tracenv import mailarc-ML /tmp/mail_2006
$ python mailarchive-admin.py [TracEnvのディレクトリ] pop3 [ML名]例:
$ python mailarchive-admin.py /var/trac/tracenv pop3 mailarc-ML取り込みを行うシェルを書いて、cronに設定しておくとよいでしょう。[[FootNote(Windowsではバッチをかいてタスクに登録ですね。)]]
#!/bin/csh
source $HOME/.cshrc
python /local/bin/mailarc-admin.py /var/trac/tracenvmailarc >> /var/trac/repo/log/mailarc.log
title | メニューバー、検索、タイムラインで使うMailArchiveプラグインのタイトルを設定します。(デフォルト:!MailArchive) このサイトでは'メール倉庫’ |
wikiview | メール本文を表示する場合に、wiki文法に従い変換するか否かを設定します。(デフォルト:enable) disableにすると、メール本文をテキストとしてそのまま表示します。 enableにすると、本文にwiki文法に沿った文字があると、変換します。(例えば!#1があると、チケット1へのリンクになります) |
replaceat | メールアドレスの@を変換する文字を設定します。(デフォルト:'_at_') 全角の@にするのが日本では一般的? |
mailarchive.mailarchive.!NavigationContributor | disabledにすると、メニューバーにMailArchiveが表示しません。 |
mailarchive.mailarchive.!SearchProvider | disabledにすると、検索にMailArchiveが表示しません。 |
mailarchive.mailarchive.Timeline | disabledにすると、タイムラインにMailArchiveが表示しません。 |
mailarchive.wikisyntax.!WikiSyntaxMail | disabledにすると、wiki内の!mail:1 という形式の文字をメールへのリンクに変換しません。 |
mailarchive.wikisyntax.!WikiSyntaxMl | disabledにすると、wiki内の[ML名:1]や[ML名 1]という形式の文字をメールへのリンクに変換しません。 |
mailarchive.wikisyntax.!WikiSyntaxMessageId | disabledにすると、wiki内のMessage-ID:という形式の文字をメールへのリンクに変換しません。 |