= TotoriseSVNとTracの連携 = TortoiseSVN1.4.0からかな?[[BR]] TortoiseSVNには「バグ追跡システム / 課題追跡システムとの統合」のための機能があり、 これを使うと SVNのコミット時に、Trac等バグ追跡システムのissue番号を入力するフィールドを表示する ことが出来ます。入力されたissue番号(チケットのID)はログメッセージの最後に追加されます。 その他、TortoiseSVNのログからTracのチケットを開くことも。 また、SVNのリポジトリ内のフォルダに対して設定するので、1回設定すれば そのリポジトリを使っている全員に適用することが出来ます。 (対応しているSVNクライアントを使う必要はあります) ヘルプによると、2種類設定方法があるのですが、今回はその片方を紹介。 == 設定方法 == リポジトリで対象としたいフォルダを右クリックして、「属性」を選択し、 以下の設定を追加します。(詳細はマニュアルの「5.25. バグ追跡システム / 課題追跡システムとの統合」を参照) bugtraq:label コミットの際のログ入力画面に表示される チケット番号入力フィールドのラベル名 [[BR]]例:{{{チケットID}}} bugtraq:warnifnoissue trueにすると、コミットの際に チケット番号が未入力であれば警告が表示されます。[[BR]]例:{{{true}}} bugtraq:message このプロパティに設定した書式で、 コミットの際のログの最後にチケット番号が追加されます。 [[BR]]例:{{{(#%BUGID%)}}} bugtraq:url コミットログの表示欄でリンクされるTracのURLを指定します。[[BR]]例:{{{http://weekbuild.sakura.ne.jp/trac/ticket/%BUGID%}}} 登録の際には、 「属性を再帰的に適用する」をチェックしましょう。 [[Image(TortoriseSVN02.png)]] 登録したものはこんな感じ、 [[Image(TortoriseSVN01.png)]] これで、コミットログ入力の際にウィンドウ右上にチケットID入力欄が表示されます。 [[Image(TortoriseSVN03.png)]] 空のままOKボタンを押すと、警告が表示されます。 [[Image(TortoriseSVN04.png)]] ログにはこんなふうに表示されます。番号のところがリンクになっており、クリックするとTracのチケットが表示されます。 [[Image(TortoriseSVN05.png)]] これで、コミットログからチケットへのリンクを忘れずに張ることが出来ます。