FlashDevelopをActionScript3のIDEとして使う
(2007/07/17)FlashDevelop3.0.0Beta2用の記事を こちら に書きました。参照ください。
→FlashDevelop2.0.2用に記述を変更しました。
Flex2SDKを実行するには、Java実行環境が必要です。また、下記のクイックコンパイルを行うにはJava1.5が必要なので、JDK(またはJRE)5.0か6.0をインストールしておいてください。
手順
1. Flex2SDK
(1) Adobeからダウンロードする。AdobeIDの登録が必要。
(2) Flex SDK(flex_sdk_2.zip)とFlex Language Pack(flex_sdk_2_ja.zip)をダウンロードする。
(3) flex_sdk_2.zipを C:\flex_2_sdk に解凍。 ([wiki:as3/FlashDevelop#FootNoteRef1.1 1.] 下記ではFlexが `C:\flex_2_sdk` にあることを前提としているので、とくに問題なければこのフォルダにしてください。(flex_sdk_2とは違う点に注意))
(4) flex_sdk_2_ja.zipを解凍して、同フォルダに上書き
2. FlashDevelopのインストール
http://www.flashdevelop.org/community/ からRelease→ FlashDevelop 2.0.2 Final released のページの中ほどの Download FlashDevelop 2.0.2 Final からダウンロードし、インストーラを実行
3. メニューの日本語化
#101 を参考に。英語メニューでいい人はやらなくてもいい。
注意:以下のプラグインは、同じxmlファイルに設定を書き込むので、 #101 のxmlファイルに置き換えるとその設定が消えてしまいます。置き換える前にxmlファイルをバックアップしたほうがいいでしょう。
4. AS3用のプロジェクトテンプレート
* My AS3 and Flex 2 Project Templates http://www.bit-101.com/flashdevelop/ProjectTemplates.zip
ダウンロードして解凍。 C:\Program Files\FlashDevelop\Data\ProjectTemplates\ にコピー
このテンプレートは、flexがC:\flex_2_sdkにインストールされることが前提になっています。変更するには、テンプレートフォルダ直下のbuild.propertiesの以下の個所を変更すること。
# where you installed flex: flex2.dir=C:/flex_2_sdk
5.FlashBuild Pluginのインストール
Flex2SDKのビルドを行うプラグイン。このプラグインを使えばantのインストールが要らないのでお勧め。
http://www.flashdevelop.org/community/viewtopic.php?t=287 から、 FlashBuild 1.0 Beta 1 をダウンロード。
解凍すると FlashBuild.dll ができるので、 FlashDevelopのインストールフォルダ/Pluginsにコピーして、 FlashDevelop を起動。
以下のメッセージが出ます。 Flex2SDK のパスが違うというメッセージ。
いったん FlashDevelop を終了して、 FlashDevelopのインストールフォルダ/Settings/Settings.xmlの以下を書き換える。
<setting key="FlashBuild.BuildFileName"><![CDATA[flashbuild.xml]]></setting> <setting key="FlashBuild.Flex2.Path"><![CDATA[C:\Program Files\Adobe\Flex2SDK\bin\mxmlc.exe]]></setting>
↓
<setting key="FlashBuild.BuildFileName"><![CDATA[flashbuild.xml]]></setting> <setting key="FlashBuild.Flex2.Path"><![CDATA[C:\flex_2_sdk\bin\mxmlc.exe]]></setting>
なお、すでにプロジェクトを持っている場合は、以下のメッセージも出ます。このプロジェクト用にビルド用のXMLをつくるか?という質問なので、「はい」を押す。
起動したら、メニューバーとフローティングメニューに以下の表示が。
プロジェクトをビルドするには、もうちょっと設定が必要。ツリーを開いてBuild1を選択し、右クリック。 New Flex2 Build を選択。
Undefinedというツリーが出来るので、それを選択し、 Input MXML/AS の欄に、ベースとなる(MovieClipを継承したクラスのある)ASファイルのパスを入力する。flashbuild.xmlを保存してメニューの「 Build Current Profile 」ボタンを押すとビルドされる。
ビルドと実行を行うには、ツリーのBuild1のTest Movieにswfのパス ([wiki:as3/FlashDevelop#FootNoteRef1.2 2.] このパスにswfが生成されるわけではない点に注意。ビルドで生成されたswfのパスを入力すること) を入力し、保存してからメニューの「 Test Movie 」ボタンを押す。
プロジェクトを作る
6. AS3の補間を有効にする。
(1) http://www.returnundefined.com/fdas3/ の Download からAS3_intrinsic_classes.zipをダウンロードし、適当なフォルダに解凍
(2) このクラスをプロジェクトのクラスパスに追加する。ツールバーのProject→Propertiesを選択。
(3) Classpathsタブを選択。
(4) Edit Global Class ...ボタンを押す。
(5) AddClasspath...ボタンを押す。
(6) AS3_intrinsic_classesフォルダを選択。
これでActionScript3の補間が可能になります。
7. MXMLの補間を有効にする
以下をダウンロードして、 C:\Program Files\FlashDevelop\Data\ProjectTemplates\ に解凍する。
http://flashdevelop.org/downloads/releases/Flex2_MXML_definition.zip
Data\ProjectTemplates\ の直下にフォルダFlex2_MXML_definitionが来ること。
ツールバーのボタンからANTを実行するには、 \Settings\ToolBar.xml を編集する。
<button label="ANT Build" click="PluginCommand" image="54" tag="Run;SaveAll;ant" shortcut="CtrlF7" />
8. AS2用のクラス参照を無効にする
Download the AS3 top-level declaration をダウンロードして、適当なフォルダに回答する。AS3_intrinsic_classes.zipとは別のフォルダにすること。
GlobalクラスパスにMacromediaのクラスへの参照があれば取り除く。
\Settings\ToolBar.xml を編集する。ASCompletion.Macromedia.ClassPathに、置いたas3_toplevelのパスを設定し、ASCompletion.MTASC.UseStdClassesをfalseに設定する。以下は、as3_toplevelを C:\Program Files\FlashDevelop\as3_toplevel に置いた場合の例。
<setting key="ASCompletion.Macromedia.ClassPath"><![CDATA[]]></setting> : <setting key="ASCompletion.MTASC.UseStdClasses"><![CDATA[true]]></setting>
↓
<setting key="ASCompletion.Macromedia.ClassPath"><![CDATA[C:\Program Files\FlashDevelop\as3_toplevel]]></setting> : <setting key="ASCompletion.MTASC.UseStdClasses"><![CDATA[false]]></setting>
9. クイックコンパイルを有効にする
\Settings\ToolBar.xml を編集する。ASCompletion.Flex2Sdk.PathにFlex2SDKのパスを設定する。この場合は、c:\flex_2_sdkを設定。
<setting key="ASCompletion.Flex2Sdk.Path"><![CDATA[c:\flex_2_sdk]]></setting>
ソース(AS3の.as)ファイルの頭に以下のように記載する
/** * @mxmlc -default-size 400 300 -incremental=true */
MXMLファイルの場合は以下のように記載する
<!-- @mxmlc -default-size 400 300 -incremental=true -->
で、ビルドするには、そのファイルを開いて、「QUICK MTASC Build」ボタン(赤いインベーダマークのボタン)を押す。
詳しくは: http://www.flashdevelop.org/community/viewtopic.php?t=1070
10. Flash9Playerの設定
(#115)ActionScript3でTraceを使う方法 を参照
11. ドキュメント
ここにいっぱいあります。ActionScript3.0のリファレンスは、ページ一番下のドキュメンテーション zip ファイルをダウンロードしましょう。
http://www.adobe.com/support/documentation/jp/flex/
(None)
追記
コンパイル時にMSVCR71.dllがありませんというエラーが出たら、適当なところからダウンロードして、C:\Windowsなどパスの通ったフォルダにおいてください。
参考ページ
http://www.flashdevelop.org/community/viewtopic.php?t=1177
添付ファイル
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