Tracの静的リソースアクセスを軽くする(Trac本体編)
Tracは、cssファイルなどの静的リソースを持っていますが、 ブラウザがこれにアクセスする際もPythonが動きます。 静的リソースのうち、Trac本体の静的リソースについては、 Trac.iniの設定とApacheの設定を行うことで Pythonの起動を回避することができます。
なお、この記述はApacheからTracを起動する場合の話です。 mod_pythonを使っている場合は、あまり効果ないかも。 (逆にさくらインターネットのようなcgi起動しかできない環境では効果アリ)
(1)Trac本体の静的リソースのフォルダ(htdocs)を、Apacheで公開します。
そのフォルダが公開されてしまうので、セキュリティには注意。変なもの置かな
いように(^ ^;。
あと、公開するURLはTracのCGIのURLとかぶらないようにしてください。
TracのURLがhttp://サーバ名/trac/にしているなら、
http://サーバ名/trachtdocs/にするとか。
例:
TracLight(C:\TracLightにインストール)の場合:
httpd.confに以下を追加
Alias /trachtdocs/ "C:/TracLight/trac/htdocs/" <Directory "c:/TracLight/trac/htdocs/"> AllowOverride None Order allow,deny Allow from all </Directory>
さくらインターネットの場合:スタティックリンクを張って しまいましょう。シェルで以下のコマンドを実行。
ln -s ~/local/lib/share/trac/htdocs ~/www/trachtdocs
(2)Trac.iniの[trac]カテゴリのhtdocs_locationに、公開したURLを設定します。
例:
上記のtrachtdocsを設定。
[trac] htdocs_location = /trachtdocs/
以上。
実はこれは、Trac本体が用意している方法です。ですが、ドキュメント見ても 分かりずらいですよね。知らない人多いんじゃないかな。
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